Rig Veda - Mandala 7
VasishthaDasharajnaVaruna

Mandala 7

मण्डल 7

The Family Book of Vasishtha

『リグ・ヴェーダ』第7マンダラは、ヴァシシュタ(Vasiṣṭha)一族の「家族書」の大巻であり、霊感に満ちた聖なる言葉(brahman)と護り、共同体の結束によってソーマ祭(soma rite)を確実に成就させる、緊密に統一された祭司的な声を提示する。本巻はとりわけ「十王の戦い」(Dāśarājña)という歴史的記憶で名高く、そこではヴァシシュタの儀礼権威とインドラ(Indra)の武力が結び合わされ、諸部族と王たちの盛衰の運命と絡み合って描かれる。三つの anuvāka(区分)にわたって、本書はインドラを招き、マルト(Maruts)を呼び寄せるなどの反復によって祭儀を活性化し、「ここへ来たれ」「われ呼ぶ」といった強い命令・招請の定型句で来臨と守護、恩恵の付与を強調する。

Suktas in Mandala 7

Sukta 1

Sukta 7.1

『リグ・ヴェーダ』7.1は、ヴァシシュタの巻の冒頭として、アラニ(火起こし木)からアグニを「誕生させ」、彼をグリハパティ(gṛhapati、家の主)として座に据え、祭儀における祭司的媒介者として立てる。讃歌は、アグニが顕現して燃え上がることと、遠くからも見える光輝から始まり、ついでラクシャサ(rākṣasas)や敵対する諸力からの守護を願う嘆願へと移る。結びでは、アグニが詩人のブラフマン(brahman、神聖な言辞・祈り)を高め、与えることと受け取ることの双方において安寧を確かなものにするよう求める。

25 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional attribution for Mandala 7 opening hymns) | Devata: Agni

Chandas: Trishtubh (typical for RV 7.1; verify in critical edition)

Sukta 2

Sukta 7.2

このヴァシシュタの讃歌は、アグニを輝ける祭司として祭火に点じ、薪を受け取り、上へと燃え上がり、スーリヤの光線と調和して広がるようにと請い願う。そこには祭式の全景が織り込まれる――暁と夜が助ける力となり、聖なる座(barhis)が敷かれ、アディティの守護があり、インドラと諸神が来臨して――供物がsuvitā(善き通路・順調な渡り)、豊穣、そして神々の歓喜をもたらすためである。

11 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Agni (with strong solar alignment to Sūrya’s rays)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 3

Sukta 7.3

ヴァシシュタのこの讃歌は、アグニを最もふさわしい使者(dūta)であり祭司的な力として招請する。アグニは人間のあいだに堅く据えられつつ、ṛta(真理=秩序)を担い保つ者である。詩は、太陽のごとく輝き雷鳴の威を帯びたその光耀を讃え、歌い手と共同体のために繁栄を燃え立たせ、澄みわたる知性(su-cetas/kratu)と永続する安寧をもたらすよう願い求める。

10 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Agni

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 4

Sukta 7.4

このヴァシシュタの讃歌は、内にも外にも輝く火としてアグニを燃え立たせ、祭主たちに供物(havya)と清められた意(mati)とを携えて彼に捧げるよう求める。アグニは、神々と人間のあらゆる誕生を貫いて進む知者として讃えられ、力と正しい理解をもって近づく者に、不死・富・英雄の力を授ける。結びには、永続する安寧(svasti)を祈り、歌い手と、讃えるすべての者への祝福を願う。

10 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Agni

Chandas: Triṣṭubh (probable; confirm in critical edition)

Sukta 5

Sukta 7.5

本讃歌は、アグニをヴァイシュヴァーナラ――天と地のあいだを往来する普遍の火として招請し、目覚めた祭主たちの警醒によって増大するものとして讃える。彼を民の主、暁と昼の光輝のしるしとして称え、ついで豊かな富、名高い力(vāja)、そしてルドラたちとヴァスたちとの調和のうちに広く守護を与えるよう祈願する。

9 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional; opening of RV 7.5) | Devata: Agni (Vaiśvānara)

Chandas: Triṣṭubh (probable; verify)

Sukta 6

Sukta 7.6

この讃歌は、聖なる薪に点火され、人々の霊感を呼び起こし守護する者として顕れる、主権的な「アスラの力」(主宰の霊威)としてのアグニを讃える。アグニは、西へ傾く闇から東の光へと諸存在を転じさせ、内外の敵対者を鎮め、宇宙の深奥からの富を天と地へと分配するものとして称えられる。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Vāsiṣṭha tradition for Maṇḍala 7; specific attribution within 7.6 not provided in input) | Devata: Agni (as sovereign asura-power; Indra referenced as comparison)

Chandas: Triṣṭubh (probable; not explicitly provided in input)

Sukta 7

Sukta 7.7

この短いトリシュトゥブ(Triṣṭubh)韻律の讃歌で、ヴァシシュタ(Vasiṣṭha)はアグニ(Agni)を燃え立たせ、力ある神聖な駿馬、そして供犠を神々へ運ぶ知恵ある使者として讃える。アグニは人の住まいにviśpati(氏族の主)として据えられ、甘美に語り、ṛta(宇宙の秩序・正法)に忠実であるとされ、歌い手と施主たちに養い、衝動(活力)、そして久しく続く安寧を授けるよう求められる。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Agni

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 8

Sukta 7.8

このヴァシシュタの讃歌は、アグニを王者のごとき高貴な臨在として燃え立たせ、曙光の先頭に立つ者として、酥油に養われた供物を恭敬の讃辞とともに受け取らせる。ついで、太陽のように広く輝くアグニの光明と、争いの中でバラタとプールを守り助けた加護を想起し、最後に歌い手と施主のため、養いと奮起の力、そして久しい安寧を願い求めて結ぶ。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (book 7 attribution) | Devata: Agni

Chandas: Triṣṭubh (likely; verify by scansion)

Sukta 9

Sukta 7.9

この讃歌はアグニ(ジャータヴェーダス、万物を知る者)に捧げられ、暁に目覚める火の祭司を讃える。彼はウシャス(曙光)の膝(懐)から起き上がる恋人として描かれ、人間と神々のあいだを仲介する務めに就く。詩はアグニに「二重の存在」(内なる生と外なる生)を正し、神々の間に供物を確立し、義しき者に富と力、そして永続する安寧を授けるよう求める。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (book 7 attribution) | Devata: Agni (closely linked with Uṣas imagery)

Chandas: Triṣṭubh (likely; verify by scansion)

Sukta 10

Sukta 7.10

この短いアグニ讃歌は、火を暁のように輝くものとして描く――広く光輝を放ち、閃いて霊感ある思惟を呼び覚まし、ウシャスの恋人のごとく。ヴァシシュタはアグニを、美しく正しく進む供物の運搬者、また人間を導く案内者として示し、祭儀の夜々を通して富と神々の臨在をもたらす者とする。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Agni (depicted in dawn-like radiance; possibly Agni as morning kindling)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 11

Sukta 7.11

この五句の讃歌は、祭祀を明らかにし効力あるものとする最上のホートリ(Hotṛ)としてアグニを招請する。彼なくしては、不死の神々でさえその歓喜に到達しない。アグニには、ヴィシュヴェ・デーヴァー(Viśve Devāḥ)とともに来臨し、「人のやり方」で供物をささげ、使者となり、敵対する言葉から守護することが求められる。最後に、天上の神々の間にこの祭式を確立し、永続する安寧をもたらすよう願う。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional attribution for Maṇḍala 7) | Devata: Agni (as Hotṛ; also as gatherer of Viśve Devāḥ)

Chandas: Triṣṭubh (probable; hymn of Maṇḍala 7 commonly in Triṣṭubh—needs metrical verification by syllable count)

Sukta 12

Sukta 7.12

ヴァシシュタのこの短い讃歌は、「大いなる敬虔」をもってアグニに近づき、彼を若々しい炎として讃える。すなわち、自らの住処で点火されるとき輝き、その光明は両世界に遍満する。さらにアグニは、出生を知る者ジャータヴェーダス(Jātavedas)として招かれ、あらゆる艱難を克服し、礼拝者を苦難と道徳的過失から守るよう求められる。結びでは、アグニがミトラとヴァルナの働きを体現する者として称えられ、財宝、成就、そして永続する安寧を授けるよう祈願される。

3 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Agni

Chandas: Triṣṭubh (probable; needs metrical verification)

Sukta 13

Sukta 7.13

このヴァシシュタの短い三詩節の讃歌は、万民の火(ヴァイシュヴァーナラ)としてのアグニを招き、万物を浄め、世界に満ちる火として、敵対する力を滅ぼし、妨げを取り除くことを願う。アグニの誕生は両世界を満たす宇宙的出来事として讃えられ、神々を圧迫から解き放つものとされる。結びには、ブラフマン(聖なる言葉/志向)のための「道」をアグニが示し、神々の力が礼拝者を永続する安寧と福祉で守護するよう祈る。

3 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Agni Vaiśvānara

Chandas: Triṣṭubh (probable; needs metrical verification)

Sukta 14

Sukta 7.14

この短いヴァシシュタの讃歌は、祭儀のための簡潔なアグニ招請である。詩人たちは薪(samidh)、讃歌、供物によって「一切を知る者」ジャータヴェーダス(Jātavedas)を燃え立たせ、彼がvaṣaṭの呼びかけを受け入れ、諸神を伴って来るようにと願う。そこでは祭主が敬虔な施与者(dāśat)としての自己を示すことが強調され、結びにアグニの媒介を通じて永続するsvasti(安寧・護り)を乞い求める。

3 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for Maṇḍala 7) | Devata: Agni (Jātavedas)

Chandas: Gāyatrī (probable; 3 pādas feel, but verse is in RV style—meter tagging here remains probabilistic)

Sukta 15

Sukta 7.15

ヴァシシュタのこの讃歌は、祭儀の場にも家の内にも在る、最も近く親密な神の盟友としてアグニを招く。供物は彼の「口」へと注がれる。夜々と暁を通して輝き、礼拝者を真の火の点火者となし、昼も夜も、罪・束縛・敵意から彼らを守護するよう願う。

15 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Agni

Chandas: Gāyatrī (probable; short verse)

Sukta 16

Sukta 7.16

RV 7.16はヴァシシュタの讃歌で、アグニを、愛される最も識別力ある祭儀の導き手――「万有の使者」――として招き、供物を神々へ運び、儀礼に秩序をもたらす者として讃える。アグニはHotṛ/Vahni(祭官・運搬者)として、神々によりadhvara(祭儀)を照らすために形づくられた者と称えられ、予見者と施主を吉祥のうちに座らせ、財宝と英雄の力(suvīrya)、そして諸民の間における正しい指導権を授けるよう祈願される。

12 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (opening of hymn 7.16 in the Vasiṣṭha collection) | Devata: Agni

Chandas: Jagatī (opening verse appears longer; likely Jagatī or mixed meter at hymn start)

Sukta 17

Sukta 7.17

この短いアグニ讃歌は、良き薪とよく敷かれた祭草(barhis)によって火が完全に点ぜられ、祭儀が広々として神々にふさわしいものとなるよう招請する。ジャータヴェーダス(Jātavedas)としてのアグニは、儀礼を整え、死なぬ神々を招き、正しい供物によって彼らの力を増し広げる者として讃えられる。結びには、礼拝者たちへ「宝」(ratna)を分かち与えるよう祈願する。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Mandala 7 attribution; hymn-level rishi not provided in input) | Devata: Agni

Chandas: Trishtubh (likely; not specified in input)

Sukta 18

Sukta 7.18

ヴァシシュタに帰せられるこのインドラ讃歌は、インドラをバラタ族の祖来の避難所として讃え、牛・馬・勝利を授ける者として、また部族間抗争における決定的な援助を想起する。さらに、霊感を受けた聖仙たちとの友誼を称え、敵対者が打ち倒される一方、インドラとの同盟を選ぶ者は「明るい日々」と繁栄、そして確かな統率を得ると語る。

25 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Mandala 7 attribution; hymn-level rishi not provided in input) | Devata: Indra

Chandas: Trishtubh (likely; not specified in input)

Sukta 19

Sukta 7.19

ヴァシシュタのこのトリシュトゥブ讃歌は、鋭い角をもつ恐るべき牡牛としてのインドラを招請し、諸族と諸力を正しい運行へと整え、祭主をより明るい道程へ導く者として讃える。インドラの太古の贈与と勝利は、供犠する王スダースの繁栄に結びつけられ、真言と供物によって黄褐色の駿馬を軛につなぎ、vāja(充溢・力)を勝ち取ることが求められる。結びでは、「ブラフマン(真実の言葉)に促されて」インドラの助けにより、持続する守護、安定した拠り所、そして安寧を与えよと直訴する。

11 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 20

Sukta 7.20

ヴァシシュタのこのインドラ讃歌は、激しく若々しい神を讃える。彼は諸水を整え、人間に益ある業を成し、信奉者を大いなる過失と迷妄からさえ救う。さらに、インドラへの敬虔な奉仕と供犠は人と心を堅固にし、ṛta(宇宙秩序)に根ざす持続する繁栄へ導くと教える。結びでは、詩人と、祭儀に力を与える寛大な施主たちのために、インドラを中心とする霊感(iṣ)と久遠の安寧を祈願して終わる。

10 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh (likely; verify)

Sukta 21

Sukta 7.21

このヴァシシュタの讃歌は、ソーマを搾る儀礼の場でインドラを招き、ソーマの高揚のうちに「目覚めて」祭儀と詩人の讃美に応じるよう促す。インドラの広大さと抗しがたい武力――とりわけヴリトラ殺し――を称え、その宇宙的勝利を、崇拝者に力と繁栄、そして絶えざる守護を与えるという実際的な祈願へと結びつける。

10 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh (likely)

Sukta 22

Sukta 7.22

この讃歌は、ヴァシシュタがインドラをソーマへ招く歌である。搾り出されたソーマを飲むよう促し、インドラの力と広やかな歓喜が目覚めて、勝利と守護をもたらすことを願う。詩人はインドラの迅速で君主的な支配力を讃え、その名を絶えず想起することを確言し、古の聖仙にも今の聖仙にも授けられたのと同じ慈愛ある友情を求める。結びには、永く続く安寧(svasti)を祈り、礼拝者を守護する同盟の神々の力へも呼びかけを広げる。

9 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Vasiṣṭha Maitrāvaruṇi) | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 23

Sukta 7.23

この六詩節のトリシュトゥブ(Triṣṭubh)讃歌において、ヴァシシュタ(ヴァシシュタ氏族を代表しても語る)は、勝利をもたらす戦いの祈りをインドラに捧げ、聞き届けて速やかに来臨し、力・名声・守護を授けるよう願う。讃歌は、正しい霊感に基づく讃美をṛta(宇宙の真理/秩序)と結びつけ、インドラを広大に展開する力として描き、dhī(照らされた思惟)をもって近づく者にvāja(勝利の力、充溢)を分配する者とする。結びは簡潔な祝福である――インドラが勇士と牛に富む繁栄を確立し、神々の守護者たちが礼拝者を永続の安寧に保つように。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 24

Sukta 7.24

この短いインドラ讃歌は、多く呼び求められる主を、祭儀に備えられた座へと招き、諸力とともに来臨し、ブラフマン(聖なる言辞)を喜び、勝利の力で礼拝者を強めるよう願う。詩人は守護、空間の拡張(圧迫・障碍の除去)、富、そして寛大な施主と英雄の子孫を支える活力の衝動を祈願する。結びには、インドラとその同盟する神々の助けのもとで、永続する安寧・吉祥(svasti)を願う。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 25

Sukta 7.25

ヴァシシュタ作の六節トリシュトゥブ韻律のこの讃歌は、猛々しく戦陣を率いる守護者インドラを招き、その稲妻の力によって軍勢を堅固にし、勝利を確かなものとするよう祈る。詩人はインドラに、心を定めて日ごとに変わらぬ庇護と守りを授け、礼拝者たちを豊穣・力・安寧で満たすよう願う。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 26

Sukta 7.26

この短いヴァシシュタの讃歌は、ソーマが正しく搾られ、讃嘆の言(brahman/uktha)が正しく形づくられたときにのみインドラが応答するよう促し、儀礼の正確さと霊感に満ちた言葉とが合わさって神を「歓ばせる」と確言する。さらに、敵対する「前線」を打ち砕き、障害を取り除くインドラの常に新たにされる力を想起し、結びに、祭主たちへ千倍の力、勝利の富、そして永続する安寧と福祉を求める。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra (with Soma as essential medium)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 27

Sukta 7.27

ヴァシシュタ(Vasiṣṭha)によるこの短いインドラ讃歌は、思いを御し、より遠い目標へと向かう求道者が呼び求める根源の力としてインドラを招請する。詩は、多様な世界に対するインドラの王権を讃え、祭祀者へ富と守護を駆り寄せるよう願う――それは牛・馬・戦車に象徴され――広い余地(varivas)と永続する安寧(svasti)を授けよと祈る。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 28

Sukta 7.28

この短いインドラ讃歌は、神がその力を詩人の祭儀へと向け、彼を呼ぶ多くの者の中にあっても彼ら固有の呼び声を聞き届けるよう、集中的に招きかける。インドラは、奮い立つ人々を集めて導く者、鈍く動かぬ者さえも動きへと目覚めさせる者として讃えられ、またブラフマン(brahman――霊感に満ちた形成的な言葉)を作り、唱える者に「大いなる富」を授けると歌われる。結びには、永続する守護と安寧・福祉(svasti)を願い求める。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for Mandala 7) | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh (probable; requires metrical verification)

Sukta 29

Sukta 7.29

この短いヴァシシュタの讃歌は、ソーマを搾る祭儀へインドラを招き、速やかに来臨してよく搾られたソーマを飲み、豊かな贈り物(maghāni)を授けよと促す。確信に満ちた讃美に、いかなる供物が真にインドラを満たし得るのかという率直な問いが交わり、最後にはインドラの真実の言葉を語るとの誓いと、永続する安寧と守護を願う祈りへと収束する。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional) | Devata: Indra (Soma as offering-substance)

Chandas: Triṣṭubh (probable; requires verification)

Sukta 30

Sukta 7.30

ヴァシシュタ伝承のこの短いインドラ讃歌は、「強き者」を力とともに来臨させ、祭主の富を増し、争いの中で勝利の主権を打ち立てるよう招く。そこでは、戦場で光の旗を掲げるインドラの武的な輝きが、安寧のために神々を呼び寄せるアグニの内なる祭司職と結び付けられる。結びでは、インドラを大いなる財宝の授与者、そして「ブラフマン(brahman)を形づくる」歌い手の確かな助け手として讃え、絶えざる守護と吉祥を祈って終える。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (mandala 7 is Vasiṣṭha-family; RV 7.30 traditionally Vasiṣṭha) | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh (common for Indra hymns in this mandala; probable here)

Sukta 31

Sukta 7.31

RV 7.31は、ヴァシシュタによるインドラ讃歌であり、強大なる「牡牛」に氏族の切迫した願いを聞き届けるよう促し、敵意ある言葉・非難・強制から彼らを守ることを求める。インドラを遍在し、自己のvrata(行為の法/誓規)に堅固な神として讃え、真の見者たちはその秩序にかなう有効なbrahman(マントラの力/聖なる言葉の力)を作り上げると確認する。この讃歌は招請であると同時に盾でもあり、インドラの救援を呼び、礼拝者のkratu(意志/識別の力)を彼に据え置く。

12 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional attribution for Maṇḍala 7) | Devata: Indra (context of RV 7.31 as Indra-hymn)

Chandas: Triṣṭubh (dominant meter in RV 7.31; this verse conforms to the Indra-Triṣṭubh style)

Sukta 32

Sukta 7.32

ヴァシシュタによるこのトリシュトゥブ韻律の讃歌は、インドラにソーマ搾りの場へ近づき、詩人の呼びかけを注意深く聞くよう招き、いかなる人間も「助けに富む」神に比肩しえないことを確言する。そこではインドラの力と施与の讃美が、勝利と充溢へと礼拝者を運ぶ力としてのśraddhā(信頼/信仰)という強い糸と織り合わされる。結びは守護の祈りである――インドラを伴侶として、隠れた危難がわれらを襲わず、妨げる「水」を越え、長く続く下降をも超えて彼岸へ渡らせたまえ。

27 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Maṇḍala 7 attribution; RV 7.32 continues Indra praise in this cycle) | Devata: Indra

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 33

Sukta 7.33

RV 7.33はヴァシシュタが自らに言及しつつ、ヴァシシュタの聖仙団にバルヒス(聖なる草)の周りへ近く集い、祭儀と歌い手を守るよう呼びかける讃歌である。そこでは共同の祭司的力が、スーリヤのように照らし、海のように広大で、ヴァータのように駆り立てるものとして讃えられ、ストーマ(讃歌)が本来の共同体へ届き効力を発することが願われる。結びではソーマ圧搾の複合(グラーヴァン、ウクタ、サーマン)が喚起され、ヴァシシュタが儀礼の流れを前へ導く「道を切り開く者」として示される。

14 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (self-referential; addressed to Vasiṣṭhas) | Devata: Collective seer-band / ritual community (contextual); indirectly Indra-linked narrative in the following verses

Chandas: Triṣṭubh (probable for RV 7.33)

Sukta 34

Sukta 7.34

RV 7.34はヴァシシュタの讃歌で、輝く霊感の知性であるマニーシャー(Manīṣā)を女神的な力として呼びかけ、よく組まれた戦車のように祭儀を前へ運ぶものとして讃える。詩節は思惟と言葉(思考と発話)の聖別から始まり、敵意や身体の苦患を退ける守護の光輝へと展開し、最後には多くの神々と自然の諸力を招いて、平安・庇護・永続する安寧を授けよと願う広い祝福で結ばれる。

25 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Vasiṣṭhas) | Devata: Manīṣā (inspired thought) as a goddess-power; implicitly Sarasvatī/Vāc complex

Chandas: Gāyatrī-like short verse (but exact meter uncertain from single pāda input; traditionally RV 7.34 is in Triṣṭubh/Jagatī mix—needs full hymn for confirmation)

Sukta 35

Sukta 7.35

本讃歌は、広い意味でのシャーンティ(平安)とスヴァスティ(安寧・吉祥)の祝福祈願であり、多くの神格の対——とりわけインドラが他の力と結ばれた姿——を招いて、祭祀者に守護、正しい進行、勝利をもたらすよう求める。祈りは儀礼上の同盟者(インドラ=アグニ、インドラ=ヴァルナ、インドラ=ソーマ、インドラ=プーシャン)から、スーリヤ(太陽神)、四方、山々、河川、水などの宇宙的支えへと広がり、生活のあらゆる方向が吉祥となることを願う。結びでは「供犠に値するすべての不死者」を総じて招き、広く行き渡る幸福と絶えざる加護を授けるよう祈る。

15 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for 7.35 Śaṃ no devīr… type benedictions in Mandala 7 context; exact attribution may vary by Anukramaṇī) | Devata: Multiple paired deities (Indra-Agni; Indra-Varuṇa; Indra-Soma; Indra-Pūṣan)

Chandas: Triṣṭubh (probable; requires metrical verification)

Sukta 36

Sukta 7.36

この讃歌はヴァシシュタ(Vasiṣṭha)連作の冒頭として、祭儀をṛta(宇宙秩序)のうちに据える。霊感ある言葉は「真理の座」から立ち上がり、スーリヤ(Sūrya)は光の「牝牛」を解き放ち、アグニ(Agni)は祭壇の中心に点火される。詩は、神々と人間のあいだに明晰さと活力、そして正しい関係を打ち立てる媒介の炎としてアグニを讃え、さらに守護と増益を求めて、同盟の力(とくにルドラRudra、マルットMaruts、ヴィシュヌViṣṇu)へと祈請をひろげる。全体の目的は、言葉・光・火が一体となって働くことで供犠を聖別し、安寧、子孫、そして広がる生命力を確保することにある。

9 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (opening of RV 7.36, Vasiṣṭha cycle) | Devata: Agni (with Sūrya as supporting power of illumination)

Chandas: Triṣṭubh (typical for Agni hymns; cadence suggests triṣṭubh)

Sukta 37

Sukta 7.37

この讃歌(伝承ではヴァシシュタ作)は、まずリブ族の神々――ヴァージャス、リブクシャナスとも称される――を、瑕なき車に乗ってソーマの搾りの場へ招き、三重の飲献を喜び、広大な力を授けよと請い願う。ついで祈りは、結びつく神的働き(ある詩節ではインドラ、終章ではサヴィトリ)へと及び、勝利をもたらす衝動、守護、そして高みから来たる富と「助け/恩恵」(rādhāṃsi)を求める。全体として本讃歌は、ソーマ祭への典礼的召請であり、讃美とともに、技芸・豊穣・久しい安寧(svasti)を願い求める。

8 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for Maṇḍala 7) | Devata: Ṛbhus / Vājas / Ṛbhukṣaṇas (as addressed); Soma context prominent

Chandas: Triṣṭubh (probable; needs verification)

Sukta 38

Sukta 7.38

この讃歌は、神なる衝き動かす者サヴィトリ(Savitar)を招き、「黄金の思い」を起こして動かし、正しい意志と行為、吉祥なる始まりを目覚めさせる。分け前を配分する者としてバガ(Bhaga)を想起し、富と安寧を分け与えるよう願い、さらに天と地の同盟の力を招いて守護と増益を求める。結びではソーマにも似た歓喜へ至り、真理を知る不死の力に蜜なる精髄を飲ませ、神々へ向かう道(devayāna)を進むよう促す。

8 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for RV 7.38) | Devata: Savitar (with Bhaga as associated distributor)

Chandas: Triṣṭubh (probable; not explicitly provided in input)

Sukta 39

Sukta 7.39

この短いヴァシシュタの讃歌は、上方へ立ち昇る炎として、またṛta(真理の秩序)の道に沿って供物を神々へ運ぶ祭官ホートリとしてのアグニを讃える。神々が共通の祭座に集うさまを描き、アグニに望まれる祭儀の遂行を願い、霊感に満ちた讃歌の力(arka)と永続する安寧(svasti)への祝福で結ぶ。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Agni (as Hotṛ and upward flame)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 40

Sukta 7.40

この讃歌はまず、聖なる集会における受容的な「聴取」の力である vidathyā śruṣṭi を呼び起こし、詩人のストーマ(stoma)が正しく受け取られ、力づけられるよう願う。ついでサヴィトリ(Savitṛ)を、施与と光り輝く豊穣を動かし起こす衝動者として讃え、讃歌は ṛta(宇宙秩序)を軸とする祈願へと広がって、ヴァルナ、ミトラ、アリヤマン、諸水、アディティに呼びかけ、礼拝者たちを苦難の彼方へ運び越すよう求める。結びでは、天と地、そして ṛta を保つ神々(ṛtāvān)への共同の呼びかけによって、比類なき光の讃歌と、安寧を通じた絶え間ない守護を授けるよう願う。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional attribution for Mandala 7 hymns of this group) | Devata: Savitṛ (primary); also the ‘vidathya śruṣṭi’ as supporting power of receptivity

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 41

Sukta 7.41

この讃歌は夜明けの時刻に唱える連祷であり、アグニ、インドラ、ミトラ=ヴァルナ、アシュヴィン双神、バガ、プーシャン、ブラフマナスパティ、ソーマ、ルドラという神々の輪を繰り返し招請して、日が正しい秩序と吉祥の力のもとに始まるよう願う。そこでは bhaga(幸福の分け前)と守護、そして一日のあらゆる局面を通じた svasti(安寧・福祉)が求められる。結びではウシャス(曙の女神)に向かい、つねに新たに更新され繁栄する暁を祈り、酥油のような歓喜を乳のごとく搾り出して、祭主の生命力を支えるよう願う。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Morning litany to multiple deities (Agni, Indra, Mitra-Varuṇa, Aśvins, Bhaga, Pūṣan, Brahmaṇaspati, Soma, Rudra)

Chandas: Jagatī (probable due to longer line with repeated prātar; traditional classification often places such litanies in Jagatī)

Sukta 42

Sukta 7.42

ヴァシシュタのこの六詩節の讃歌は、アンギラスに似た祭儀の力、流れ出るソーマの「牝牛」、そして搾り石を呼び起こしてソーマ祭を前進させ、アドヴァラ(adhvara)の作業(peśaḥ)が滞りなく動き出すよう促す。アグニは歓待される神なる客(atithi)として讃えられ、正しく認識されて家/祭場に据えられると、望ましい富と安全な進行を授ける。結びは簡潔な果報宣言(phala-śruti)風の祈りで、活力(iṣ)の拡大、富(rayi)と力(vāja)、そしてスヴァスティ(svasti)による永続の守護を願う。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Vāsiṣṭha family, Mandala 7) | Devata: Agni/Soma-yajña complex (ritual forces); Angiras powers invoked

Chandas: Triṣṭubh (probable; requires metrical scan for certainty)

Sukta 43

Sukta 7.43

ヴァシシュタ族による五詩節のこの讃歌は、天と地(Dyāvā‑Pṛthivī)を讃えることから始まる。両者は広大な基盤であり、祭祀(yajña)における敬虔な言葉によっていよいよ強められる。ついで実際の典礼へ移り、諸神を祭草(barhis)へ招き、アグニ(Agni)に儀礼の聖別と、祭主の「神的な成りゆき/神性への生成」を敵意から守護することを願う。結びは共同の祈りで、久しい福祉(svasti)、揺るがぬ安定、そして共有される繁栄への無傷の参与を求める。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (family book 7; hymn attributed to Vasiṣṭhas) | Devata: Dyāvāpṛthivī (Heaven-and-Earth) with broader ritual address to the divine powers through the yajña

Chandas: Tr̥ṣṭubh (probable)

Sukta 44

Sukta 7.44

この簡潔なヴァシシュタの讃歌は、ダディクラーヴァンを先頭に、助けとなる多くの神々を広く慎重に名指して招請することから始まり、護りと明晰さ、そして生と祭儀における正しい歩みを確立しようとする。暁の目覚めとアグニの点火を結びつけ、duritā(害ある渡り・災いの越境)を取り除き、ṛta(正序・真実)にかなう安全な道を得ることを願う。目的は実際的であり霊的でもある――祭主に吉祥な通行と正しい秩序を確保し、神々が注意深く聞き届けることを求める。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (probable; Book 7 attribution) | Devata: Multideity invocation headed by Dadhikrāvan; includes Aśvins, Uṣas, Agni, Bhaga, Indra, Viṣṇu, Pūṣan, Brahmaṇaspati, Ādityas, Dyāvāpṛthivī, Waters, Svaḥ

Chandas: Jagatī or Tr̥ṣṭubh-mix (probable; long enumerative cadence suggests Jagatī tendencies)

Sukta 45

Sukta 7.45

この簡潔なトリシュトゥブ(Triṣṭubh)韻律の讃歌で、ヴァシシュタ(Vasiṣṭha)は、神聖なる推進者としてのサヴィトリ(Savitṛ)を呼びかける。サヴィトリは駿馬を駆って中空を行き、贈り物と、人の生にふさわしい正しい導きをもたらす。詩人は、祭祀者たちを相応しい住まいに「落ち着かせ」、その働きを動き出させ、光り輝く知性を広げ、生命を支える養いと広大な活力を授けるよう願う。讃歌は、口誦の賛美を供物として結び、永続する安寧と守護を求めて終わる。

4 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Savitṛ

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 46

Sukta 7.46

ヴァシシュタのこの短いトリシュトゥブ詩は、ルドラを強大な弓の射手として讃え、その迅速で鋭い力が傷つけも癒やしもすることを語る。詩人は、稲妻のごとき威力と怒りがこちらに向かわぬよう願い、さらに「千の薬」を呼び起こして、家族と子孫を守り、命の継続を与えるよう祈る。このスークタの目的は、敬虔な讃歌と直接の慈悲の嘆願によって、鎮静(śamana)と安寧・吉祥(svasti)を得ることにある。

4 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Rudra

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 47

Sukta 7.47

ヴァシシュタ(Vasiṣṭha)によるこの短いトリシュトゥブ(Triṣṭubh)讃歌は、アーパḥ(Āpaḥ、諸水/諸河)を神聖な浄化者として讃える。最初の、蜜のように甘い波はインドラ(Indra)にも人の供物にもふさわしいとされる。さらに、諸水が神々の道とインドラの定めに調和して流れるよう願い、祭祀者に広い余地(varivas)と永く続く安寧(svasti)を授けることを求める。

4 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Āpaḥ (Waters)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 48

Sukta 7.48

ヴァシシュタのこの短いトリシュトゥブ讃歌は、リブフたち――リブクシャナとヴァージャを、巧みな完成の力として――を招き、搾られたソーマを喜び、力と勝利をもたらす有効な業を「動かし起こす」よう求める。彼らの広く働く工芸をインドラの英雄的な力と結びつけ、古く真実なる規定が行き渡り、敵の欺きが無力化されることを願う。結びでは、万神への普遍的な祈願、とりわけヴァス神群に向けて、広やかな自由(varivas)、養い、そして福祉(svasti)による絶えざる守護を乞う。

4 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Maṇḍala 7) | Devata: R̥bhus / Vāja / Rbhukṣaṇa (artisan-powers of perfection; associated with Soma and Indra-world)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 49

Sukta 7.49

ヴァシシュタのこの短いトリシュトゥブ詩は、神聖なる水(Āpaḥ)を讃える。水は太古より世界を巡り、自らを清める力をもつ浄化の権能であり、詩人はそれらに即時の守護と安寧を乞う。さらに水は、インドラの活力を与える力と結びつけられ、また真と偽を監督するヴァルナの道徳的統御とも結びつけられて、物質的な浄化者であると同時にṛta(宇宙の正理・秩序)の守護者として描かれる。結びでは、ヴァルナ、ソーマ、すべての神々、そしてヴァイシュヴァーナラなるアグニが水のうちに在るとされ、水が宇宙的・祭儀的生命を支える根源の母体であることが示される。

4 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Āpaḥ (Waters)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 50

Sukta 7.50

この短い厄除けの讃歌は、見張りの守護者としてのミトラ=ヴァルナを呼び、潜み忍び寄る害――ajakāva と tsaru と名づけられるもの――および樹木・河川・薬草から生じる毒を退けるよう祈る。祈願は個人の守りからより広い浄化へと進み、結びにおいて、水と川々が完全に温和で無害となり、祭主の歩む道を傷つけないよう祝福する。

4 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for Maṇḍala 7) | Devata: Mitra-Varuṇa (protective Ādityas); with apotropaic focus against ajakāva/tsaru

Chandas: Triṣṭubh (likely; hymn style of RV 7.50—verify in critical edition)

Sukta 51

Sukta 7.51

ヴァシシュタ(Vasiṣṭha)によるこの短いトリシュトゥブ(Triṣṭubh)讃歌は、アーディティヤ神群とアーディティ(Aditi)を招き、常に新たな守護、無咎・無罪(anāgas)、そしてṛta(宇宙の正秩序)のうちに祭儀が堅固に据えられることを願う。さらに主たるアーディティヤであるミトラ(Mitra)、アリヤマン(Aryaman)、ヴァルナ(Varuṇa)に、礼拝者を守り、ソーマ(Soma)を飲んで力強い援助を与えるよう求め、最後にはすべての神々へと祈りを広げ、永続するsvasti(安寧・福祉)を請い願う。

3 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Ādityas / Aditi (collective cosmic guardians of ṛta)

Chandas: Triṣṭubh (likely; verify)

Sukta 52

Sukta 7.52

この短いヴァシシュタの讃歌は、アーディティヤ神群――とりわけミトラとヴァルナ――に、安定と堅固さ、家系の護持、そして先祖伝来または外からもたらされた罪咎からの解放を祈願する。さらに、祭祀者が天と地(ディヤーヴァー=プリティヴィー)のように「基礎のごとき者」となることを願う。結びでは、アンギラサたちがサヴィトリ(Savitṛ)の宝を得る幻視が語られ、すべての神々が一致して祭主を祝福することに同意する。

3 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Ādityas / Mitra-Varuṇa / Dyāvāpṛthivī (invoked as archetypal foundations)

Chandas: Triṣṭubh (likely; verify)

Sukta 53

Sukta 7.53

このヴァシシュタの短い讃歌は、天と地(Dyāvā-Pṛthivī)を、ṛta(宇宙の秩序)を支える広大なる神聖な両親として共に招請する。彼らが祭儀において最前・最上の座を占め、「神なる諸族」(支援する諸力)と共に来臨し、礼拝者に豊かな宝と久しく続く安寧・福祉を授けるよう願う。

3 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Dyāvāpṛthivī (Heaven and Earth)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 54

Sukta 7.54

この短い讃歌でヴァシシュタは、住まいを司る力ヴァーストーシュパティ(家宅の守護神)に呼びかけ、家を認めて入居を吉祥にし、災いのないものとするよう願う。人と家畜の双方に平安を、寿命と繁栄の増大を、そして日々の暮らしの安寧と正しい「軛(くびき)を結ぶこと」(生命・労働・祭祀を秩序正しく整合させること)によって永続する守護を求める。

3 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Vāstoṣpati (guardian/presiding power of the dwelling)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 55

Sukta 7.55

RV 7.55 は、住まいの守護主ヴァーストーシュパティ(Vāstoṣpati)に捧げる家内安寧の讃歌であり、彼があらゆる「姿(形相)」として家に入り、苦患を取り除くよう祈り求める。願いは保護と福祉にとどまらず、家人・親族・周囲の共同体にまで及ぶ広い鎮静へと展開し、最後は呪文めいた静めの言葉によって、家の領域を休らかな安息へと誘い込む。

8 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Vāstoṣpati

Chandas: Anuṣṭubh-like short meter (RV 7.55 shows shorter verses; exact classification varies by recension)

Sukta 56

Sukta 7.56

ヴァシシュタのこの讃歌は、ルドラの若き嵐の軍勢マルトたちを讃え、その一斉の進撃、輝く装身具、武器を帯びた力が雨をもたらし天を晴らすことに驚嘆する。詩人は彼らの守護と安寧を求め、激しい威勢が祭主と共同体にとって吉祥へと転ずるよう願う。結びの詩節では祝福をさらに広げ、インドラ、ヴァルナ、ミトラ、アグニ、諸水、諸植物、森の主らの宇宙的な力に供物の受納と、マルトの庇護のもとでの平安を祈り求める。

25 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for RV 7.56, Marut hymns in Book 7) | Devata: Maruts (Rudra’s youthful host)

Chandas: Triṣṭubh (common for Marut hymns; verse-level verification needed)

Sukta 57

Sukta 7.57

この讃歌はマルトたちを讃える。蜜の名をもつ、力に満ちた嵐の神々は祭儀に押し寄せ、天と地を揺り動かし、隠された豊穣の源を解き放つ。歓喜に満ちた招請に加え、人の過ちの赦しを慎んで願い、その稲妻と憤怒が遠ざけられ、揺るがぬ好意が祭者を守るよう祈る。結びでは、マルトたちが四方から来て共同体の指導者を強め、すべての者を永続する安寧で護るよう呼びかける。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional attribution for much of Maṇḍala 7; specific hymn-level r̥ṣi not supplied in input) | Devata: Marutāḥ (the Maruts)

Chandas: Triṣṭubh (probable for RV 7.57; verse appears in 4 pādas of ~11 syllables)

Sukta 58

Sukta 7.58

この短いトリシュトゥブ(Triṣṭubh)の讃歌は、マルトたちを一つに結ばれた嵐の軍勢として讃え、その威力が天と地を「押し動かし」、朽ちることを超えた天上界にまで及ぶと歌う。ヴァシシュタは彼らに、詩の霊感と富、障碍を打ち砕く勝利の力を育み与えるよう願い、さらに憎しみを遠く追い払い、礼拝者を変わらぬ安寧の福祉で守護するよう祈る。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for Maṇḍala 7; hymn-level not supplied in input) | Devata: Marutāḥ (continuation of Marut-cycle in 7.58)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 59

Sukta 7.59

この讃歌はヴァシシュタ(Vasiṣṭha)によって、一切神(Viśve Devāḥ)――とりわけアグニ(Agni)、ヴァルナ(Varuṇa)、ミトラ(Mitra)、アリヤマン(Aryaman)、そしてマルット(Maruts)――を招請し、段階的な守護、確かな導き、礼拝者の周囲に落ち着いた「平安の庇護」を築くことを願う。終盤は名高いトリヤンバカの祈り(Tryambaka、すなわちマハー・ムリティユンジャヤ Mahāmṛtyuñjaya)へと高まり、死の絆からの解放を求めつつ、不死性(amṛtatva=死を超えた充満)にしっかりと根差すことを祈る。

12 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Viśve Devāḥ (Agni, Varuṇa, Mitra, Aryaman, Maruts)

Chandas: Anuṣṭubh (probable; short pādas—traditional classification may vary by recension)

Sukta 60

Sukta 7.60

この讃歌はヴァシシュタによって詠まれ、昇り来るスーリヤを招いてサティヤ(真実)を宣言させ、さらにアーディティヤ神群——とりわけミトラ=ヴァルナ、アリヤマン、アーディティ——に、祭祀者を神の道へ導くよう求める。アーディティヤは宇宙秩序(ṛta)の警醒なる守護者として描かれ、未だ目覚めぬ心さえ導き、危難に際して渡し場(浅瀬)を与え、信奉者を困難の彼方へ運んでスヴァスティ(安寧・福祉)へ至らせる。このスークタの目的は、守護と正しい方向づけ(devatrā)、そして道徳的・実存的な「難所」(durgas)を安全に通過することにあり、そのために言葉と行いをṛta/サティヤに一致させることを説く。

12 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Sūrya with Mitra-Varuṇa, Aryaman, Aditi (Ādityas)

Chandas: Triṣṭubh (probable; needs confirmation)

Sukta 61

Sukta 7.61

この讃歌でヴァシシュタは、ṛta(宇宙秩序)の守護者としてミトラとヴァルナを讃える。彼らの全てを見通す「眼」たるスーリヤは昇り、諸世界を巡見して人間の衝動・意向を見分ける。讃歌は、天と地を支える二神の広大な力を称え、秩序ある時の推移を、祭祀を行わぬ者が被る危難と対比する。結びには、あらゆる困難な渡りを安全に越えさせ、永続する安寧と福祉によって守護せよと祈願する。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Mitra–Varuṇa (with Sūrya as their ‘eye’)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 62

Sukta 7.62

ヴァシシュタのこの六詩節の讃歌は、スーリヤの日々の昇起をṛta(宇宙秩序)の目に見える徴として讃え、彼が偏りのない光で人々のあらゆる「生まれ」と営みを見渡すことを語る。ついで視野を広げ、アーディティヤに連なる祈願として、アディティ、天と地、そして道徳的統御者ミトラ=ヴァルナ=アリヤマンに、罪過からの守護、広やかな自由・余裕(varivas)、ならびに自己と子孫のための安全で吉祥な道を求める。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Sūrya (with implicit relation to Ādityas’ order)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 63

Sukta 7.63

ヴァシシュタの六詩節からなるトリシュトゥブ韻律の讃歌は、スーリヤ/サヴィトリが普遍で万物を見通す光として昇り、隠れた闇をあらわにして払い、人の営みと正しい秩序を可能にすることを讃える。太陽はミトラ=ヴァルナの「眼」と称され、太陽の視界がアーディティヤの主権、真実、道徳的明晰さと結び付けられる。結びではミトラ、ヴァルナ、アリヤマンに、広い空間と安全な道、そして永続する安寧を祈願する。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Vasiṣṭha-gotra; Mandala 7 attribution) | Devata: Sūrya/Savitṛ in association with Mitra–Varuṇa (solar vision as their 'eye')

Chandas: Triṣṭubh (11-syllable pādas; typical of Mandala 7 hymns)

Sukta 64

Sukta 7.64

ヴァシシュタの五詩節から成るトリシュトゥブ讃歌は、ミトラ=ヴァルナにアリヤマンを加えたアーディティヤ神として、天・中空・地にわたりṛta(宇宙的・道徳的秩序)を支える者たちを呼びかける。供物を受け入れ、礼拝者を「最も成就をもたらす道」に導き、敵意を退け、つねにsvasti(安寧・吉祥)を授けつつ、霊感に満ちた思惟(dhī)を強めて望む目標へ到達させよと願う。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Mitra–Varuṇa with Aryaman (Ādityas)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 65

Sukta 7.65

この短いトリシュトゥブ(Triṣṭubh)韻律の讃歌は、日の出にミトラ=ヴァルナを招き、清められた決意と、世界のあらゆる道を巡る主権的な守護を讃える。詩人は、ṛta(宇宙秩序/真理)を司る双主が虚偽に対する「橋」となり、苦難を安全に渡る通路を与えるよう願い、最後に永続する安寧と加護を祈って結ぶ。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for Maṇḍala 7) | Devata: Mitra–Varuṇa

Chandas: Triṣṭubh (probable; metrical verification recommended)

Sukta 66

Sukta 7.66

このヴァシシュタの讃歌は、真実・法・警醒なる統治によってṛta(宇宙秩序)を支える双子のアーディティヤ、ミトラ=ヴァルナを讃える。供物を受け取り、正しい心を強め、礼拝者に守護と安定、そして調和ある社会秩序をもたらすよう祈願する。讃嘆から始まり、ṛtaを支える力の鮮やかな描写へと進み、結びに両神を招いてソーマを飲ませ奉る。

19 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Mitra–Varuṇa

Chandas: Likely Anuṣṭubh or a short meter segment (needs metrical audit; verse is shorter than typical Triṣṭubh)

Sukta 67

Sukta 7.67

このトリシュトゥブ(Triṣṭubh)韻律の讃歌で、ヴァシシュタはアシュヴィン双神(ナーサティヤ)に、戦車で速やかに来臨して供物を受け取るよう呼びかけ、子が両親に語りかけるような親密さで二神に訴える。詩人は、内なる諸機能の守護、豊かで損なわれぬ創造力、子孫と家系の繁栄、そして安寧(svasti)に標づけられた神導の道を願い求める。讃歌は、財宝の授与、聖見者たちの成熟、ならびにアシュヴィンの慈恵ある臨在による絶えざる加護を、直截に請い願って結ばれる。

10 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Aśvins (Nāsatyā)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 68

Sukta 7.68

この讃歌は、光輝ある双子の癒し手アシュヴィナウに、みずからの駿馬に乗って速やかに来臨し、詩人のマントラを受け取り、祭儀の座に着くよう招く。彼らの驚異的で生命を守る贈り物(とりわけアトリへの救援)を想起し、暁にあたり、歌い手と共同体に揺るぎない安寧、養い、守護を与えるよう願って結ばれる。

9 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Aśvinau

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 69

Sukta 7.69

この讃歌は、ヴァシシュタが黎明にアシュヴィナ双神を招く呼びかけであり、天と地を繋ぐとされる黄金の戦車に乗って、最もまっすぐな道を速やかに来臨するよう求める。彼らの輝き、酥油のように明るい行路を讃え、祭儀に入り、平安・福祉・財宝、そして聖見者と施主を強め堅固にする力をもたらすよう祈願する。

8 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Maṇḍala 7) | Devata: Aśvinau

Chandas: Triṣṭubh (high probability; hymn-opening invocation style)

Sukta 70

Sukta 7.70

この短い讃歌でヴァシシュタはアシュヴィナウ双神に「われらのもとへ来たれ」と呼びかけ、地上の座に着き、迅速で癒やしをもたらし宝を携える助けを授けよと願う。双子は、水と草木を通って働く親密な力として讃えられ、薬(療法)と繁栄、正しい導きを与える者とされる。詩人はまた、よく織り上げた祈りを捧げ、永くsvasti(安寧・吉祥)が続くことを求める。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Aśvinau

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 71

Sukta 7.71

この短いアシュヴィナウ讃歌は、夜が明け方に譲り渡す鮮やかな境目を背景に、光り輝く車で迅速に来臨するよう神聖な双子に呼びかける。ヴァシシュタは彼らを守護者として、「昼も夜も」害を払い、活力・富・安寧をもたらす者として祈請する。讃歌は、丹念に織り上げた賛美の歌を捧げ、svasti(吉祥・安泰)による絶えざる加護を願って結ばれる。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for Maṇḍala 7) | Devata: Aśvinau (with dawn/night transition imagery in the verse)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 72

Sukta 7.72

ヴァシシュタのこの短い讃歌は、アシュヴィナウ(ナーサティヤ)に、輝く戦車に乗って速やかに来臨し、軛につながれた諸力に囲まれて、美と守護と繁栄をもたらすよう祈り求める。彼らの到来は、讃歌の目覚めとウシャス(暁)の出現と結び付けられ、結びには、双神がsvasti(安寧・吉祥)をもって四方から礼拝者を守護せよとの普遍的な呼びかけが置かれる。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Aśvinau (Nāsatyā)

Chandas: Jagatī (often in RV 7.72; this verse has a longer cadence consistent with Jagatī tendencies)

Sukta 73

Sukta 7.73

この短いトリシュトゥブ(Triṣṭubh)の讃歌は、救済者としてのアシュヴィン双神(ナ―サティヤー)を、あらゆる方角から速やかに来臨するよう招き、「闇」を越えて、より遠く安全な彼岸へと祭主を運び渡すことを願う。ヴァシシュタはよく練られた讃辞を捧げ、祭儀が正しい道筋に沿って推し進められるとき、双子の癒やし手に、五重にして全方位の繁栄と、絶え間ない加護をもたらすよう祈り求める。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional attribution for RV 7; internal mention in 7.73.3 supports Vasiṣṭha) | Devata: Aśvinau (Nāsatyā), the twin divine physicians/helpers

Chandas: Triṣṭubh (probable for RV 7.73; confirm against pada-count in critical edition)

Sukta 74

Sukta 7.74

この短い賛歌は、夜明けの瞬間にアシュヴィナウ(双神)を招く。「暁の光」が立ち上がるとき、輝く天を求める者たちは彼らの迅速な助けを祈り求める。詩は、双子神の機動的で人から人へ及ぶ慈恵――速い馬に乗って寛大な祭主の家へ来臨すること――を強調し、彼らを守護者として、人の活力を強め、共同体を安寧へと落ち着かせる存在として描く。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (book 7 attribution) | Devata: Aśvinau

Chandas: Gāyatrī (probable; shorter pādas suggest gāyatrī-type; confirm)

Sukta 75

Sukta 7.75

この黎明讃歌において、ヴァシシュタはウシャスを、天より生まれṛta(宇宙の秩序)に導かれて進む者として讃える。彼女の出現は偉大さを顕し、世界の道を動かし、敵対する闇を追い払う。詩人はまた彼女をスーリヤ(太陽)の輝ける花嫁、富と活力の授与者として称え、結びに、祭主と祭座のために、牛・馬・勇ましい息子、そして途切れぬ安寧を祈願する。

8 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Uṣas (Dawn)

Chandas: Triṣṭubh (likely; confirm by metrical count in critical edition)

Sukta 76

Sukta 7.76

このヴァシシュタの讃歌は、ウシャス(暁)を世界を顕わす者として讃える。暁は神意によって生まれた「眼」であり、不死にして普遍の光を高く掲げる。サヴィトリとヴィシュヴァーナラは宇宙的な照明者としてこれを支え、暁を単なる日々の出来事ではなく、ṛta(真理=秩序)と目覚めた視界の顕現として枠づける。詩人は、隠された光を見いだし、真実のマントラによって「暁を生ませた」古の聖仙と祖霊を想起し、結びに富、良き名声、そして永続の守護を願い求める。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Uṣas with Savitṛ/Viśvānara in supportive roles (composite dawn-cosmic illumination frame)

Chandas: Triṣṭubh (likely)

Sukta 77

Sukta 7.77

ヴァシシュタのこの短いウシャス讃歌は、曙を、輝ける若き者として讃え、動きと生命、そして新たに整えられる秩序をもたらし、人の営みのために広く安全な道を開く者として描く。曙の出現はアグニの点火と切り離せず、光が広がると闇は追い払われ、祭主は富(rayi)と守護、安寧へと導かれる。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Uṣas (with Agni as co-present power of kindling)

Chandas: Triṣṭubh (probable; needs verification)

Sukta 78

Sukta 7.78

この短いウṣas(曙光)の讃歌は、黎明の最初の目に見える徴を讃える。彼女の輝く姿が広がり、世界は再び光へと向き直る。詩は、諸々の曙光がスーリヤ(太陽)を顕し、アグニと祭祀(yajña)を再び燃え立たせ、好ましからぬ闇を追い払うことを称える。詩人は、光り輝く曙光が望ましい賜物を与え、迷いの結び目をほどき、歌う者たちを久しい安寧で守るよう祈る。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Mandala 7 default attribution for these Uṣas hymns) | Devata: Uṣas

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 79

Sukta 7.79

この短い黎明讃歌は、ウシャスが生命の道筋をひらき、人間の五つの部族を目覚めさせ、澄みわたる光線によって世界を正しい運行へと導くことを讃える。詩人は彼女の昇起を、スーリヤが二つの世界を広げる働きと結びつけ、黎明に、内なる神性と真実の霊感、そして安寧を促して、行為と獲得が成就するよう願う。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (probable) | Devata: Uṣas (with Sūrya as associated power)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 80

Sukta 7.80

この短いヴァシシュタの讃歌は、ウシャス(暁)を讃えて迎える。暁はまず聖仙の見者たちを目覚めさせ、あらゆる世界を顕わし、二つの領域を転じて存在を見えるものとする。暁は生命を新たにし、光によって闇を覆い、知覚をスーリヤ(太陽)とアグニ、そしてヤジュニャ(祭祀)へと導くものとして称えられる。結びの祈りでは、暁たちが日々吉祥とともに昇り、力と照明、英雄の活力をもたらし、礼拝者を久しい安寧で守護するよう願う。

3 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Uṣas

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 81

Sukta 7.81

ヴァシシュタのこの短いウシャス讃歌は、暁の即時の顕現を讃える。暁は「われらの眼前に」現れ、水と視界の野をひろげ、夜の闇を光に満ちた秩序へと変える。詩人は、その慈しみ深い昇りが輝く世界を明晰に見分ける力を授け、彼女の「宝」(繁栄・力・名声)を分かち与え、また曲がり(邪曲)と失敗、内なる妨げを取り除くよう祈り求める。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Uṣas

Chandas: Gāyatrī (likely; RV 7.81 often in gāyatrī-like trimeter)

Sukta 82

Sukta 7.82

この讃歌はヴァシシュタによるもので、インドラ=ヴァルナという二神の並立する主権に呼びかけ、祭儀・民衆・共同体のために「mahi śarma(広大な庇護)」を得、執拗な敵対者に対する勝利を確かなものとすることを願う。詩は武威(インドラ)と道徳的・宇宙的秩序(ヴァルナ)を交互に描き、その協働こそが安定・増大・正しい統治の基盤であると示す。結びではアーディティヤの環(ミトラ、アリヤマン、アディティ)とサヴィトリにも及び、Ṛta(宇宙の正理)を支える途切れぬ光を求める。

10 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra-Varuṇa

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 83

Sukta 7.83

この讃歌は、勝利と正しい秩序(ṛta)の合一の力としてインドラ=ヴァルナを招き、名高い「十王の戦い」においてスダースとトリツ族を助けたことを讃える。彼らがヴリトラのごとき障碍やダーサの抵抗を打ち砕いたことを想起し、その歴史的勝利を、内外の繁栄、真理に導かれる光、そして広大な平安を願う祈りへと転じる。

10 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra–Varuṇa (dual)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 84

Sukta 7.84

この短いトリシュトゥブ(Triṣṭubh)韻律の讃歌で、ヴァシシュタはインドラとヴァルナをともに「二人の王」として呼びかけ、敬虔な供物と輝いて流れるギー(酥油)によって、彼らを祭儀へと向けさせる。詩人は、集会の中で美しく響く儀礼とマントラの成就を強調し、神々に導かれる繁栄、守護の助け、そして子孫と家系の安寧を祈願する。結びでは、この歌が神々に届いたという確信を述べ、svasti(福祉・安泰)における絶えざる加護を求める。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra–Varuṇa

Chandas: Triṣṭubh (probable; needs verification)

Sukta 85

Sukta 7.85

このヴァシシュタの短い讃歌は、対をなす力インドラ=ヴァルナにソーマを受け取り、礼拝者を「旅路において」守護するよう祈願する。外面的には安全な通行と福祉を、内面的には子孫と内なる諸力の成長をもたらすことを願う。ここでは両神の相補的な主権が強調され、一方は民を安定させ秩序を支え、他方は障碍と抵抗を打ち砕く。さらに、水そのものが彼らを神的権威として据えるものとして描かれる。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra–Varuṇa

Chandas: Triṣṭubh (probable; needs verification)

Sukta 86

Sukta 7.86

ヴァシシュタのこのヴァルナ讃歌は、天と地を据え、ṛta(道徳的・宇宙的秩序)を保持する宇宙の主権者を讃える。広大で整然たる創造の洞察から、詩人は内省へと向かい、告白と嘆願を重ねて、受け継いだ過失と自ら犯した罪からの解放を求め、結びに平安・守護・安寧の祝福を祈る。

8 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for RV 7.86) | Devata: Varuṇa (with cosmic-sovereign framing; hymn is Varuṇa-centered)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 87

Sukta 7.87

この讃歌はヴァシシュタがヴァルナに捧げ、ṛta(宇宙の真理・秩序)を保持する神として讃える。彼は太陽の道を刻み、河川を定められた筋道に沿って流れさせる。詩は宇宙統治の賛美から秘教的な教示へ移り、ヴァルナは「侵すことのできない牝牛」の守られた秘義と、「言(ことば)」の隠された一歩を明かす。最後に、アディティの法のもとでの憐れみ、過失なきこと、そして永続する安寧と福祉を願い求めて結ばれる。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for RV 7.87) | Devata: Varuṇa

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 88

Sukta 7.88

この短いトリシュトゥブ(Triṣṭubh)韻律の讃歌で、ヴァシシュタ(Vasiṣṭha)はヴァルナ(Varuṇa)を親密に讃える。ヴァルナは広大で礼拝に値し、ṛta(宇宙秩序)を支える保持者であり、慈悲深く束縛を解き放つ者である。詩はまた、ヴァルナがこの聖見者に示した特別の恩寵――「舟に乗せ」、彼をṛṣi(聖仙・予見者)としたこと――を想起し、結びに、罪の足枷を緩めてほしいと祈り、さらにアーディティヤ神群(Ādityas)が礼拝者を永続する安寧で守護するよう願う。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Varuṇa

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 89

Sukta 7.89

この短い讃歌は、ヴァシシュタがヴァルナに向けて、憐れみと罪(enas)からの解放、そして「土の家」(死)からの守護を切に願う祈りである。人間の過ち――意志の誤りと、神聖な法(dharma)を不注意に犯すこと――を告白し、主権者にして清浄なるヴァルナに「恵みを垂れたまえ」と繰り返し請い願う。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for RV 7.89) | Devata: Varuṇa

Chandas: Anuṣṭubh (short refrain-like verse)

Sukta 90

Sukta 7.90

本讃歌は主として風神ヴァーユ(しばしばインドラ=ヴァーユの二神)に捧げられたソーマ招請であり、二神に、すでに軛をかけた隊を駆って速やかに来臨し、アドヴァリュたちが搾り備えた蜜のごとく甘いソーマを飲むよう促す。儀礼的呼びかけに加え、詩人は暁と広がる光を喚起し、神々の到来を、光明の場の開示と水の流れの発現に結びつける。結びでは、ヴァシシュタ族が力・増益・名声、そして安寧(svasti)による永続の守護を祈願する。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for RV 7.90) | Devata: Vāyu (often paired with Indra in soma setting; dual vām suggests a dyad)

Chandas: Jagatī (likely; long pādas typical of Jagatī in soma invitations)

Sukta 91

Sukta 7.91

このヴァシシュタの讃歌は、ヴァーユをインドラ=ヴァーユと固く結びつけて招き、ソーマの供犠へ来臨させ、守護・力・安寧を乞う。さらに、古く咎なき神々が、妨げの時にマヌを助け、太陽とともに曙(ウシャス)を確立して、正しい秩序と澄んだ視界を回復し、人の道を照らしたことを想起する。結びに詩人(ヴァシシュタたち)は、よく整えられた讃美によって、永続するsvasti(調和した福祉・吉祥)を願い求める。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Vāyu (with Indra–Vāyu context continuing; Manu and Uṣas/Sūrya as supporting figures)

Chandas: Triṣṭubh (probable)

Sukta 92

Sukta 7.92

この短いヴァシシュタの讃歌は、多くのニユト(くびきにつながれた御者の隊)を伴って迅速に来臨するようヴァーユを招き、祭儀の座に着き、「最初に飲む者」としてソーマを飲むよう求める。詩は繰り返し、ヴァーユの到来と高揚を、富、力・英雄的威力、牛、馬、そしてsvasti(安寧・福祉)による継続的な守護といった具体的な恩恵に結びつける。目的は、典礼的には搾りの祭に神を招来すること、実際的には崇拝者に繁栄と安全を確保することにある。

5 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Maṇḍala 7) | Devata: Vāyu

Chandas: Jagatī (likely; longer cadence typical in Vāyu invitations—verify in metrical index)

Sukta 93

Sukta 7.93

この讃歌は、インドラとアグニという二神の結合した力を、共なるヴリトラ(Vṛtra)殺しとして招請し、新しく清浄な讃歌を受け入れ、祭主に即時の力・勝利・繁栄する「vāja」(戦利/豊穣の活力)を授けるよう願う。彼らの援助は祭儀と共同体の競争の場に位置づけられ、不信神の敵対者を打ち倒し、民を安寧で守ることが促される。結びには同盟の神々(ヴィシュヌ、マルットたち)にも目配せし、供犠者が見落とされぬよう祈る。

8 mantras | Rishi: Vasiṣṭha | Devata: Indra-Agni (dual)

Chandas: Triṣṭubh (likely; verify)

Sukta 94

Sukta 7.94

インドラとアグニに捧げるこの讃歌は、讃美を「古き」霊感として、雲から雨が湧き出るように立ち現れるものとして描き、ついでその霊感に満ちた言葉を、守護と勝利を求める実際的な招請へと転じる。詩は繰り返し、力(インドラ)と聖火(アグニ)という一対の神威に助けを携えて来臨し、祭祀者を諸民の中で安泰に据え、敵対的な言葉、邪なる意図、そしてラクシャス的な妨害を打ち砕くよう求める。

12 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Mandala 7 attribution) | Devata: Indrāgnī

Chandas: Gāyatrī (probable: shorter 3-pāda structure typical of gāyatrī in some Indrāgnī hymns)

Sukta 95

Sukta 7.95

この讃歌は、サラスヴァティーを、万物を駆り立てる強大な河の力として讃え、あらゆる水を凌ぐもの、揺るがず「鉄の基をもつ」もの、戦車のように前へ奔流するものとして描く。ついで宇宙的叙述から祭儀の祈願へと移り、彼女が聞き入れて近づき、富と力を授け、ヴァシシュタとその仲間のために「ṛtaの門」(真理/秩序の門)を開くよう願う。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for RV 7.95 Sarasvatī hymn) | Devata: Sarasvatī

Chandas: Jagatī (probable for RV 7.95.1; confirm by syllable count)

Sukta 96

Sukta 7.96

ヴァシシュタの六詩節からなるこの讃歌は、サラスヴァティーを主権的で生命を与える河として讃える。霊感に満ちたその流れは二つの世界を広げ、言葉と力と繁栄を養う。詩人はサラスヴァティー(およびサラスヴァント)に、生み出す力――子孫、増大、そして支えとなる食――を乞い願い、共同体が分かち取れる、目に見えるほど溢れる乳房として彼女を思い描く。全体として本スークタは、女神の浄めの流れのもとでの豊穣、正しい発語、そして実りある継続を招請する。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (explicit) | Devata: Sarasvatī

Chandas: Jagatī or Triṣṭubh (uncertain from excerpt; Sarasvatī hymns often Triṣṭubh/Jagatī—requires full metrical count)

Sukta 97

Sukta 7.97

このヴァシシュタの讃歌は、ブリハスパティ/ブラーフマナスパティを、神なる友であり祭官の力として招き、祭儀を成就させ、言葉を清め、豊穣への道を開く者として讃える。讃美はソーマ搾りの場に据えられ、そこではインドラも迎えられる。礼拝者が寛大な施与者の前で「過ちなく」あり、力と歓喜と正しい導きを受けるようにと願う。

10 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Vasiṣṭha-gotra tradition for Maṇḍala 7; hymn to Bṛhaspati/Brāhmaṇaspati) | Devata: Bṛhaspati / Brāhmaṇaspati (with a relational horizon that includes Indra as allied power in the hymn)

Chandas: Triṣṭubh (11-syllable pādas; typical for Maṇḍala 7 praise/invocation)

Sukta 98

Sukta 7.98

この讃歌は、アドヴァリユ祭官に、赤く輝く搾りたてのソーマをインドラに供えるよう促す。インドラは、搾られた飲料を求めてたびたび帰来する求索者、また諸民の雄牛にして導き手として描かれる。ついでインドラの武勇の加護へと移り、自らを「偉大」と称する敵を打ち破ることを願い、最後にインドラとブリハスパティの両神へ、富(rayi)、名声、そして久しく続く安寧(svasti)を求めて結ぶ。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (continuing Maṇḍala 7 attribution) | Devata: Indra (Soma-seeker; bull of the peoples)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 99

Sukta 7.99

この讃歌は、計り知れず遍在する力としてのヴィシュヌを讃え、その偉大さは誰も尽くし得ず、最高の領域を知るのは彼であると述べる。さらに、祭祀のために広大な場を開き、太陽・曙・火を据え、敵対する欺きと謀略を打ち破ったという、世界秩序を整える行為を想起し、最後に正式な「vaṣaṭ」の呼びかけをもって、永続する守護と安寧を乞い願う。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for Maṇḍala 7) | Devata: Viṣṇu

Chandas: Triṣṭubh (probable; requires metrical verification)

Sukta 100

Sukta 7.100

この短いトリシュトゥブ(Triṣṭubh)の讃歌は、遍在する力としてのヴィシュヌを讃える。彼は「歩み出て」大地を踏み測り、人の営みと聖なる働きのために、広く揺るぎない場を確立する。ヴァシシュタは祭祀を目的ある接近として示し、供物・讃辞・そしてヴァシャット(vaṣaṭ)の呼号をもって、ヴィシュヌの守護、安泰(svasti)、確かな住まいを求める。

7 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional) | Devata: Vishnu

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 101

Sukta 7.101

この讃歌は、轟く雨の力パルジャニヤを、受胎・生殖の勢いをもつ「牡牛」(vṛṣabha)として讃える。彼の種を宿す力は草木を目覚めさせ、世界を甘美で満たし、豊穣を打ち立てる。ヴァシシュタは雨を、水と精髄が宇宙的に配分される働きとして描き、その運動と形相が三重に展開すると語る。結びに、Ṛta(真理=秩序)とsvasti(調和ある安寧)が祭者を守り、長寿を授けるよう祈る。

6 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (Vasiṣṭha-gotra; traditional attribution for RV 7) | Devata: Parjanya (Rain/Thundering Power) conceived also as vṛṣabha (the Bull of fertilizing force)

Chandas: Triṣṭubh

Sukta 102

Sukta 7.102

この短いガーヤトリー詩節の讃歌は、「天の子」パルジャニヤを、寛大な雨のもたらし手として招請し、牧草地と草木を目覚めさせ、牛馬の繁殖力を呼び起こす者として讃える。ついでその生命を与える力を称え、最後に直接の祭式指示へと転じる――甘美な供物をパルジャニヤに捧げ、秩序ある増進(Iḷā)と安寧を授けてもらうように、というのである。

3 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for this Parjanya cluster in RV 7) | Devata: Parjanya

Chandas: Gāyatrī

Sukta 103

Sukta 7.103

RV 7.103(マンドゥーカ・スークタ)は、蛙たちを誓いを守る「ブラフマン」として描き、乾季には沈黙して横たわり、パルジャニヤの雨に目覚めると多声のことばを一斉に放つと語る。この鮮やかなモンスーンの情景を通して、雨の生命を与える力を讃え、蛙の合唱を祭式の誦唱とソーマ搾りに結びつけ、富と長寿を祈願する。

10 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional attribution for the Maṇḍūka-sūkta cluster in RV 7) | Devata: Parjanya (as awakener) with Maṇḍūkas as emblematic speakers

Chandas: Gāyatrī

Sukta 104

Sukta 7.104

RV 7.104は、インドラとソーマに捧げられた強力な護身の讃歌であり、正しい視座と祭儀を妨げるラクシャス、yātuの力、そして内なる「貪り食う者」を焼き尽くし、追い払うことを求める。呼びかけに加えて、「見よ、目覚めよ、打て」といった強い命令が織り込まれ、真理と明晰さ、そしてヤジュニャ(祭道)が遮られぬようにする。また本讃歌は倫理的・霊的秩序をも示し、虚偽の言葉と曲がった意図はインドラの指向する力のもとに倒れ、ソーマはまっすぐで光り輝くものを支える。

25 mantras | Rishi: Vasiṣṭha (traditional for RV 7.104 within Maṇḍala 7) | Devata: Indra-Soma

Chandas: Triṣṭubh

Frequently Asked Questions

Mandala 7 is a ‘family book’ attributed to the Vasiṣṭhas, whose hymns share a distinctive priestly voice focused on protecting and empowering the soma sacrifice through brahman (inspired, effective speech) and loyal ritual solidarity.

The Dāśarājña narrative (most famously RV 7.18) remembers a major inter-tribal conflict in which Indra’s victory is framed as being won and secured through correct ritual leadership and the patron’s alliance with the Vasiṣṭha priestly tradition.

Indra and Agni dominate the book: Indra embodies victory, protection, and the securing of patrons, while Agni anchors the rite as messenger and sacrificial fire. The Maruts appear as a unified storm-host granting force and inspiration, and Varuṇa (often with Mitra) introduces a profound ethical-psychological register of bonds, guilt, and release.

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