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本段は、アタルヴァ系の秘知と護持の力によって、身体・共同体・祭式の全体性と吉祥なる秩序を回復し、諸々の「縛り」から解き放って治癒へ導くことを主題とする。要点は、隠された「最高の住処」(paramaṃ dhāma)への認識的上昇と「不死の知」による高次の加護の要請、健康と清浄を乱す境界的存在であるガンダルヴァ—アプサラスの鎮撫、病的な「流出」(āsrāva)の停止と身体の裂け目・漏れの封鎖、ジャーンギダ宝珠(Jāṅgiḍa maṇi)の護符によるヴィシュカンダ(viṣkandha)および貪り喰う力への防護、さらに儀礼的な力づけによって守護と治療を確立する点にある。
AVŚ 2.1は、霊知的(グノーシス的)枠組みを帯びた簡潔なパウスティカ(増寿)讃歌である。そこでは、洞窟(guhā)に隠された「最高の住処」(paramaṃ dhāma)が示され、不死(amṛta)の秘められた構造を知ることによってのみ到達可能だとされる。神々の名と規範(法度)を定める「唯一の知者」を讃えることで、本讃歌は、長寿、死に至る制約からの護り、そして祖霊に比すべき高貴な卓越を、正しい知とその隠れたdhāmanへの合致の果として描き出す。
この讃歌は、乾闥婆とアプサラスを、境界に属し素早く移動して突如として現れ、人間の秩序・健康・祭儀の清浄を乱しうる存在として呼びかける。行者は彼らを名指しし、讃え、所在を定める——とりわけその「座」をサムドラ(宇宙の水)に据える——ことによって、招来・退去・無害化の力を得る。力点は同定と封じ込めにあり、彼らの属すべき場と往来の仕方(ā ca parā ca yanti)を描き、あるべき所へ帰属させて制御する。
本讃歌は治療のためのバイシャジャ(bhaiṣajya)の呪文であり、āsrāva――潰瘍の滲出や出血などに見られる病的な「流れ出る」分泌――を鎮め、その流出を止めて身体の全体性を回復させることを願う。ここでの薬(癒しの力)は、山・大地・海に由来する多源的で宇宙的な力として語られ、さらに「薬はすでに静め、病を追い払った」と繰り返し断言することで治癒を封印する。
この短いアタルヴァ系の呪歌は、ジャーンギダ(Jāṅgiḍa)を神より授けられたマニ(護符/霊薬)として力づけ、身につける者をヴィシュカンダ(Viṣkandha)類の病厄、ラークシャサの勢力、そして「貪り食う者たち」(attrins)から守護する。さらにそれを「万病の薬」(viśvabheṣaja)として位置づけ、敵対する霊的作用や呪詛(kṛtyā)を退けるだけでなく、人の寿命を危難の彼方へと「運び進める」ものとして語る。
この七頌の讃歌は、搾汁の祭儀へインドラを招き、儀礼に入り、新たに搾られたソーマを飲み、よく言い表された讃美によって昂揚するよう促す。ついで、ソーマによって強められたインドラの力を、蛇なる妨害者を打ち破る原型的勝利に結びつけ、神の充溢と勝利の勢いが施主(祭主)へ移り、活力・成功・障碍の打破をもたらすと説く。
この短いアタルヴァヴェーダの讃歌は、アグニをサパトナハー(競敵を滅する者)として据え、その光明が四方に広がって守護された領域を確保すると説く。さらに、アグニの増大を宇宙的時間(年・季節・諸循環)に結びつけ、目覚めた家の守護者として配することで、家の火を厄除けの力へと転じ、敵意ある企てを打ち砕き、社会—王権の秩序を安定させる。
AVŚ 2.7は短い「呪詛解除」(śāpa-mocana)の讃歌であり、口にされた誓咒・呪詛(śapatha/śāpa)を、洗い落とし、押し沈め、ついには発した者へと反転させ得る、触知可能な災厄として扱う。浄化するアーパḥ(諸水)を招請し、マントラに内在する「眼」(cakṣus)の力によって、敵や親族から生じた呪いを溶解させ、罹患者の祭儀的・社会的な安全を回復させる。
『アタルヴァ・ヴェーダ』2.8は、kṣetriyaの病厄を、上下に締め付けられた縄の結び目(投げ縄)として想定し、それをほどいて追い払うことを目的とする簡潔な治療・逐疫の呪章である。対をなす救出者VicṛtāとTārakāに「解縛」を祈願し、さらにvirútの蔓草をkṣetriyaを滅する薬として用いる。儀礼の効力は、病を象徴的に「切り起こして」除去する鋤・犂などの耕作具にまで及ぶ。
この五頌から成るアタルヴァ・ヴェーダの讃歌は、婆伽(Bhaga)に似た「よき分け前/善き配分」としての、福徳と繁栄をもたらす慈恵の臨在を招き、来臨し、立ち上がり、生ける者たちの間に堅く 자리を占めるよう求める。そうして社会の継続と子孫の繁栄を確かなものとする。治癒の位相では、同じ吉祥の力が、疫病を越え去り「生命の砦」を守る薬効の力として描かれ、無数の治療者と薬草に支えられる。このスークタは、繁栄を願う安定化(paustika)と医薬的保証(bhaiṣajya)とを融合し、幸運が守護・活力・効験ある治療として到来することを語る。
AVŚ 2.10は「解縛」(pāśamocana)の治病・厄除け讃歌であり、儀礼的に結び目を「ほどく」ことによって、患者を慢性的で野(田畑)に由来するとされる病(kṣetriya)、衰耗の病、そしてニルリティ(Nirṛti)の死へ引き寄せる力から解き放つ。ここで病は、身体的な苦患であると同時に、道徳的・祭式的な拘束としても捉えられる。詩は「縄(pāśa)の主」ヴァルナ(Varuṇa)に訴え、ブラフマン(brahman=マントラの力)によって患者をアナーガス(anāgas「罪なき者/咎なし」)と宣言し、ṛta(宇宙の正しい秩序)との吉祥な一致へ回復させる。その成就は天と地(Dyāvā-Pṛthivī)を祝福的な証人として封じられる。
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