
本章は、イーシュヴァラ(Īśvara)が女神デーヴィーに授ける教えとして語られ、巡礼者・求道者を「uttama(最上・卓越)」と讃えられるサンヴァルテーシュヴァラ(Saṃvarteśvara)の霊廟へ導く。方位も明確に示され、サンヴァルテーシュヴァラはインドレーシュヴァラ(Indreśvara)の西、アルカバースカラ(Arkabhāskara)の東に位置すると説かれ、周辺の聖地との連関の中に置かれる。 続いて、最小限の儀礼次第が定められる。まずマハーデーヴァ(Mahādeva)をダルシャナ(darśana)し、次にプシュカリニー(puṣkariṇī)の水で沐浴(snāna)するのである。果報(phalaśruti)として、これを行う者は十回のアシュヴァメーダ(aśvamedha)祭祀に等しい功徳を得ると宣言され、地方の巡礼行が至高の功徳へと高められる。章末は『スカンダ・プラーナ』における位置づけを示し、プラバーサ・カンダ(Prabhāsa Khaṇḍa)、『プラバーサ聖域功徳』第一部の第365章、「サンヴァルテーシュヴァラ・マーハートミャ・ヴァルナナ」と記される。
Verse 1
ईश्वर उवाच । ततो गच्छेन्महादेवि संवर्तेश्वरमुत्तमम् । इन्द्रेश्वरात्पश्चिमतः पूर्वतश्चार्कभास्करात
イーシュヴァラは言われた。「それから、偉大なる女神よ、最上のサンヴァルテーシュヴァラへ赴くがよい。そこはインドレーシュヴァラの西、アルカバースカラの東にある。」
Verse 2
तं दृष्ट्वा तु महादेवं स्नात्वा पुष्करिणीजले । दशानामश्वमेधानां फलमाप्नोति मानवः
そのマハーデーヴァを拝し、聖なる池の水に沐浴するなら、人はアシュヴァメーダ(馬祀)十回に等しい功徳を得る。
Verse 364
इति श्रीस्कान्दे महापुराण एकाशीतिसाहस्र्यां संहितायां सप्तमे प्रभासखण्डे प्रथमे प्रभासक्षेत्रमाहात्म्ये संवर्तेश्वरमाहात्म्यवर्णनंनाम चतुष्षष्ट्युत्तरत्रिशततमोऽध्यायः
かくして『シュリー・スカンダ・マハープラーナ』—八万一千頌のサンヒターにおいて—第七のプラバーサ・カーンダ、第一部「プラバーサ聖域功徳」の第364章、「サンヴァルテーシュヴァラの偉大さの叙述」はここに終わる。