Adhyaya 253
Prabhasa KhandaPrabhasa Kshetra MahatmyaAdhyaya 253

Adhyaya 253

本章は神聖なる教示として語られ、イーシュヴァラ(Īśvara)がマハーデーヴィーに向けて、巡礼の行程を名高い聖所グフェーシュヴァラ(Gufeśvara)へ導く。そこはヒラニヤー(Hiranyā)の北方に位置し、「比類なき」地であり、明確に「一切の罪を滅する者」と讃えられる。 教義上の要点は、ダルシャナ(darśana:聖なる拝観)が人を変容させる行為であることにある。グフェーシュヴァラにて神をただ見るだけで、最も重い罪業さえ除かれ、「殺害が幾千万(クロール)にも及ぶ罪をも払い去る」とする誇張的な果報讃(phalaśruti)で示される。ゆえに本章は、プラバ―サ聖域(Prabhāsa-kṣetra)の聖地地図における簡潔な要所として、聖所の特定と位置づけを行い、強い浄罪の宣言によってその救済的価値を刻印する、ティールタ・マーハートミヤの定型にかなう内容となっている。

Shlokas

Verse 1

ईश्वर उवाच । ततो गच्छेन्महादेवि गुफेश्वरमनुत्तमम् । हिरण्या उत्तरे भागे सर्वपातकनाशनम् । तं दृष्ट्वा मानवो देवि कोटिहत्यां व्यपोहति

イーシュヴァラは言われた。「それから、ああマハーデーヴィーよ、比類なきグフェーシュヴァラ(Gupheśvara)へ赴くがよい。ヒラニヤー(Hiraṇyā)の北方にあって、彼は一切の罪を滅する。彼を拝見するだけで、ああ女神よ、人は『一コーティ(koṭi)の殺害』の罪さえも払い落とす。」

Verse 253

इति श्रीस्कान्दे महापुराण एकाशीतिसाहस्र्यां संहितायां सप्तमे प्रभासखण्डे प्रथमे प्रभासक्षेत्रमाहात्म्ये गुफेश्वरमाहात्म्यवर्णनंनाम त्रिपञ्चाशदुत्तरद्विशततमोऽध्यायः

かくして、『シュリー・スカンダ・マハープラーナ』の「エーカーシーティサーハスリー・サンヒター」に収められた第七巻プラバーサ・カンダ、第一部「プラバーサ聖域功徳」のうち、「グフェーシュヴァラ(Gupheśvara)の大いなる功徳の叙述」と名づけられた第253章は終わる。