
プラスタヤは対話する王に、シッダたちによって建立され、「善き成就」を授けると讃えられる聖なるリンガ、シッダリンガ(Siddhaliṅga)へ赴くよう教示する。本章はこの霊廟を、あらゆる重罪・穢れ(pātaka)を除き去る場として描く。 さらに近くに、きわめて清浄な水を湛えるクンダ(kuṇḍa)があると示し、そこで沐浴すれば、プラーナ文献と法の伝統で代表的な大罪とされるブラフマハティヤー(brahmahatyā)から解放されるという。加えて、その地の功徳は普遍化され、沐浴の折に心に念じた願いは成就し、命終には「至上の境地」に至ると説かれる。 末尾のコロフォンは、本章が『スカンダ・プラーナ』の大きなサンヒター構成の中で、プラバーサ・カンダ、アルブダ・カンダの小区分に属し、章題が何であるかを明記し、伝承と索引のための内部標識として機能する。
Verse 1
पुलस्त्य उवाच । ततो गच्छेन्नृपश्रेष्ठ सिद्धलिंगं सुसिद्धिदम् । सिद्धैस्तु स्थापितं लिंगं सर्वपातकनाशनम्
プラスタヤは言った。「それから、王の中の最勝者よ、完全なる成就を授けるシッダ・リンガ(Siddhaliṅga)へ赴くべきである。そのリンガはシッダたちによって建立され、あらゆる大罪を滅する。」
Verse 2
तत्रास्ति शोभनं कुण्डं सुनिर्मलजलान्वितम् । तत्र स्नातो नरः सम्यङ्मुच्यते ब्रह्महत्यया
そこには麗しい池があり、きわめて清浄な水に満ちている。そこで正しく沐浴する者は、ブラフマハティヤー(バラモン殺し)の罪さえも解き放たれる。
Verse 3
यंयं काममभिध्यायंस्तत्र स्नाति नरो नृप । अवश्यं तमवाप्नोति निष्ठांते च परां गतिम्
王よ、人がいかなる願いを心に念じてそこで沐浴するなら、必ずやその願いを成就する。さらに命の終わりには、最高の境地にも到達する。
Verse 43
इति श्रीस्कांदे महापुराण एकाशीतिसाहस्र्यां संहितायां सप्तमे प्रभासखण्डे तृतीयेऽर्बुदखण्डे सिद्धेश्वरमहिमवर्णनंनाम त्रयश्चत्वारिंशोऽध्यायः
以上をもって、『シュリー・スカンダ・マハープラーナ』エーカーシーティ・サーハスリー・サンヒター所収、第七プラバーサ・カーンダ中、第三アルブダ・カーンダの「シッデーシュヴァラの偉大さの叙述」と題する第四十三章は終わる。