
Rudra’s Grace/Boons (Rudraprasāda)
PP.6.2章は、バドリカーシュラマ(Badrikāśrama)を諸山の中で最も功徳深い聖地として讃え、ヒマラヤの峰に主ナラ=ナーラーヤナ(Nara–Nārāyaṇa)が常住することを説く。白と黒の二つの姿としての顕現が語られ、巡礼(tīrtha-yātrā)の労苦が霊的な成就をもたらすと示される。 また、礼拝の季節的な律動が述べられる。太陽が北行するウッタラーヤナ(uttarāyaṇa)には供養が盛んになるが、雪により数か月は礼拝が妨げられ、太陽の南行(dakṣiṇāyana)が始まってようやく道が開かれる。さらにアラカナンダー川(Alakanandā)をガンガー(Gaṅgā)と結び、沐浴とダルシャナ(darśana)によって重罪さえ清められると約束する。 終盤では恩寵の応酬が展開する。ナーラーヤナはルドラ(Rudra)をカイラーサ(Kailāsa)の主、世界の守護者として讃え、ルドラは礼拝者を解脱へ導く施主としての名声と、揺るがぬバクティ(bhakti)を願う。こうしてシヴァの苦行者的威徳とヴィシュヌの慈恩が一つの救済観の中で調和する。
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